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AI検索からの表示と訪問の測り方:Search Console・GA4・Bingで見る数字

AI検索の効果は、無料の公式ツールでどこまで測れるのか。Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポート、GA4の「AIアシスタント」チャネル、BingのAI Performanceで見られる数字と、読むときの注意点、毎月の記録のしかたをまとめました。

執筆:Laugh Mind 編集部 監修:柴田 翔太郎(株式会社Laugh Mind 代表取締役)

AI検索の効果は、無料の公式ツールを3つ組み合わせれば、ある程度まで測れます。GoogleのAI機能での「表示」は Search Console、ChatGPTなどのAIからの「訪問」は Google アナリティクス(GA4)、Copilot などでの「引用」は Bing Webmaster Tools で見ます。ただし、どのツールにも測れない部分があるので、数字の意味と限界を知ったうえで、毎月同じ条件で記録することが大切です。

この記事では、次のことがわかります。

  • AI検索で「何を」測れるのか、ツールごとの違い
  • 3つのツールで見る数字と、読むときの注意点
  • 毎月の記録のしかた(チェックリスト付き)

AI検索は「表示」と「訪問」を分けて測る

AI検索の成果は、ひとつの数字では表せません。まず、AIの回答の中に自社のサイトが出たか(表示・引用)と、そこからサイトに来たか(訪問)を分けて考えます。AIの回答だけで用が済むこともあり、表示が増えても訪問が同じだけ増えるとは限りません。

Googleの生成AI機能での表示はSearch Console、CopilotやBingのAIでの引用はBing Webmaster Tools、ChatGPTやGeminiなどからの訪問はGA4のAIアシスタントチャネル、GoogleのAI機能からの訪問はGA4のオーガニック検索に入る、という測る場所の対応を示した図。
AIの種類と、「表示」か「訪問」かで、見るツールが変わります。

Googleの生成AI機能:Search Consoleで表示回数を見る

GoogleのAIによる概要(AI Overviews)とAIモードでの表示は、Search Consoleの「生成 AI パフォーマンス レポート」で見ます。Googleは2026年6月3日にこのレポートを発表し、2026年8月31日に世界中のすべてのサイトで使えるようにしました。

このレポートの数字は、インプレッション数(表示回数)です。Googleのヘルプでは、インプレッション数を「Google 検索の生成 AI 機能でユーザーにサイトへのリンクが表示された回数」と説明しています。ページ・国・デバイス・日付ごとに分けて見られ、グラフと表はダウンロードもできます。

読むときは、次の点に気をつけましょう。

  • クリック数と検索語句はありません。このレポートで見られるのは表示回数です。
  • AI機能からのクリックは、ふだんの検索の数字に入っています。Googleは、AI機能に表示されるサイトも、Search Consoleの検索タイプが「ウェブ」のパフォーマンス レポートに含まれるとしています。AI機能からのクリックだけを取り出して見ることはできません。
  • レポートが出ないこともあります。表示回数が少ないサイトや、[設定]の「検索の生成 AI」でサイトを「除外」にしているサイトでは、レポートが表示されないことがあります。まず、この設定が初期設定の「含める」のままかを確かめましょう。

なお、Googleは「AI 機能とウェブサイト」のページで、「AI による概要が表示される検索結果ページからのクリックは、より質が高いことが確認されています」としています。クリックの数だけでなく、来た人がどれだけ読んだか、問い合わせにつながったかもあわせて見るとよいでしょう。

ChatGPT・Geminiなど:GA4の「AIアシスタント」チャネルで訪問を見る

ChatGPTやGeminiなどのAIから、リンクをたどってサイトに来た訪問は、GA4の「AI アシスタント」チャネルで見ます。Google アナリティクスの新機能の一覧によると、このチャネルは2026年5月13日に加わりました。

GA4の左側の[集客]>[トラフィック獲得]を開き、表の「セッションのデフォルト チャネル グループ」で「AI アシスタント」の行を見ます。

Googleのヘルプでは、このチャネルを「ChatGPT、Gemini、Deepseek、Copilot、Grok などのソースからユーザーがサイトにアクセスする際のチャネル」と説明しています。どのAIから来たかは、「セッションの参照元」を並べて見るとわかります。

気をつけたいのは、次の2点です。

  • GoogleのAIによる概要とAIモードからの訪問は入りません。こちらは「オーガニック検索」に入ります。
  • 参照元が記録されない訪問は数えられません。このチャネルは、訪問の参照元(どこから来たか)が、GA4が持つAIアシスタントの一覧に合うかで決まります。AIの答えを見て社名で検索し直した人や、URLをコピーして開いた人は、ほかのチャネルに入ります。

GA4の「AI アシスタント」の数字は、AIをきっかけにした訪問の一部と考え、増え方の傾向を見ましょう。

Copilot・Bing:Bing Webmaster Toolsで引用の数を見る

マイクロソフトのCopilotや、BingのAIによる要約での引用は、Bing Webmaster Toolsの「AI Performance」で見ます。2026年2月10日に公開プレビュー(試験提供)として始まりました。

見られる主な数字は、次のとおりです。

項目わかること
Total CitationsAIの回答で、サイトが出典として表示された数
Average Cited Pages1日あたりに引用された、サイトのページの数(平均)
Grounding queriesAIが情報を探すときに使った言葉(一部の見本)
Page-level citation activityページごとの引用の数

2026年6月16日には、言葉の意図の分類(Intents)、話題ごとのまとまり(Topics)、引用の割合(Citation Share)、前の期間との比較(Compare)も加わりました(いずれもプレビュー)。Citation Shareは、同じ言葉(Grounding query)での引用全体のうち、自社のサイトが占める割合です。マイクロソフトは、順位や訪問の割合を表すものではないとしています。

Googleのレポートと違い、AIが情報を探した言葉の一部がわかるのが特長です。どんな言葉で自社の情報が探され、引用されたかを知る手がかりになります。ただし、利用者が入力した質問そのものではなく、一部の見本です。マイクロソフトは、引用の数もページの重要さや順位を表すものではないとしています。

数字を読むときに気をつけること

3つのツールの数字は、足し算したり、そのまま比べたりはできません。数え方も対象のAIも違うためです。

よくある読み違い実際は
Search Consoleの表示回数が増えた=訪問が増えた表示回数だけ。訪問はGA4やふだんの検索の数字で別に見る
GA4の「AI アシスタント」がAIからの訪問のすべて参照元が記録された訪問だけ。GoogleのAI機能からの訪問も入らない
Bingの引用の数が多いページが大事なページ引用の多さを表すだけで、順位や重要さではない

また、ChatGPTやClaudeの回答の中で、自社がどう紹介されているか(社名が出るか、説明が正しいか)は、この3つの公式ツールでは確かめられません。ここは、最初の30日でやることで紹介した「AIへの定点の質問」で補います。

有料のツールの中には、「AIでの順位」や独自の点数を出すものもあります。Googleは、サードパーティのツールが「Google 内部のランキング システムや AI システムにアクセスすることはできません」としています。使うときは、公式のツールの数字と照らして判断しましょう。

毎月の記録のしかた

測るときに大事なのは、毎月同じ日に、同じ期間で、同じ数字を控えることです。ツールの数字は日々ゆれるので、1回の数字より、数か月の傾向を見ます。

毎月はじめに控える数字

  • Search Console:生成AIパフォーマンスレポートの、前の月の表示回数と、表示の多いページの上位
  • Search Console:ふだんのパフォーマンスレポート(ウェブ)の、前の月のクリック数
  • GA4:「AI アシスタント」チャネルの、前の月のセッション数と、参照元ごとの内訳
  • GA4:「AI アシスタント」からの問い合わせなどの数(キーイベント)
  • GA4:「オーガニック検索」からの問い合わせなどの数(ふだんの検索も含む参考値。GoogleのAI機能だけの数は出ません)
  • Bing Webmaster Tools:前の月の引用の数と、引用の多いページ、AIが探した言葉
  • 社内:AIへの定点の質問の結果(社名が出たか、説明は正しいか)

数字が動いたら確かめること

  • サイトを直した日や、記事を出した日と重なっていないか(メモを残しておく)
  • 「検索の生成 AI 設定」やrobots.txtの設定が変わっていないか
  • Googleのコアアップデートなど、外の出来事と重なっていないか

私たちLaugh Mindの経験

正しく測るには、どのURLの数字を見るかをはっきりさせておくことも大切です。Search Consoleでは、数字のほとんどがGoogleの選んだ正規URL(代表のURL)に割り当てられます。自社が意図したURLが正規URLとして選ばれているかを「URL 検査」で確かめ、レポートでもそのURLの数字を見ましょう。

私たちLaugh Mindは、2026年10月に自社の会社サイトをAIO SCORE 100で診断し、その中で、httpとhttps、wwwのあり・なしのURLを、1回の転送で https://laugh-mind.co.jp/ にまとめました。あわせて、AIのクローラーを止めない設定にし、サイトマップを用意しました。測る前に、意図したURLが正規URLになっているかを、一度確かめておくと安心です。

まとめ

  • AI検索は、「表示・引用」と「訪問」を分けて測る
  • GoogleのAI機能での表示はSearch Console、ChatGPTなどからの訪問はGA4の「AI アシスタント」、Copilotなどでの引用はBing Webmaster Toolsで見る
  • Search Consoleのレポートは表示回数だけ。GoogleのAI機能からの訪問は、GA4では「オーガニック検索」に入る
  • どのツールにも測れない部分がある。数字は足さずに、それぞれの傾向を見る
  • 毎月同じ条件で記録し、サイトの変更や外の出来事とあわせて読む

AI検索対策で気になる言葉の違いは、LLMO・AIO・GEOは何が違う?で整理しています。何を測り、どう改善につなげるかを一緒に決めたい方は、Laugh Mindの「AIO・LLMOソリューション」の初回診断をご覧ください。

参考・出典

  1. Search Console ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」 ↗
  2. Google 検索セントラル ブログ「Search Console に検索の生成 AI のパフォーマンス レポートを導入」 ↗
  3. Search Console ヘルプ「URL 検査ツール」 ↗
  4. Search Console ヘルプ「検索の生成 AI 設定」 ↗
  5. Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」 ↗
  6. Google 検索セントラル「Google 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイド」 ↗
  7. アナリティクス ヘルプ「デフォルト チャネル グループ」 ↗
  8. アナリティクス ヘルプ「Google アナリティクスの新機能」 ↗
  9. アナリティクス ヘルプ「トラフィック獲得レポート」 ↗
  10. Bing Webmaster Blog「Introducing AI Performance in Bing Webmaster Tools Public Preview」 ↗
  11. Bing Webmaster Blog「New AI Visibility Insights in Bing Webmaster Tools: Intents, Topics, Citation Share, Compare」 ↗

この記事の監修者

柴田 翔太郎株式会社Laugh Mind 代表取締役

Webディレクターとして企業サイトやブランドサイトの制作に携わったのち、2021年に株式会社Laugh Mindを設立。企業・採用ブランディングから、Webサイトの制作・改善・運用、AIO・LLMO(AI検索最適化対策)まで、企業の魅力を伝えるための支援を手がける。

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